重い障害や不治の病を患いながら、
どう生きれば良いのでしょう?
すべての人を満たす正解はありません。
間違っている答えもないと思っています。
だから正解を探すことをやめて
本人の気持ち、
考えに焦点をあてるべきなのだと思います。
私たちにできるのは、本人が下した決断を支えるだけです。
肯定することでしか本人は納得できません。
大切なのは本人が納得することなのです。
そのためにどんなに辛い状況の中でも、
手を離さずに一緒に生きていける存在でありたいと思っています。
(こころの中の太陽とは、希望であることももちろんあると思いますが、もっと大切なのは、”その人が生きている意味” なのだと思います。意味のない人生なんてありません。客観的な意味ではなく、神や自然、人、モノ、信条との間に生まれる主観的な意味。それが "生きる支え" になるのだと考えています。)
どういう最期があなたの理想ですか? そう問われて、答えられる人は多くはありません。なぜならば 、どんな病気になるのか?障害をかかえながら生きているのか?家族は力をかしてくれるのかなど、自分で決められないことばかりだからです。
けれども、最期を迎えようとするときにどのような治療を受けたいかは、本人しか決められません。その判断次第で、人の最期はいかようにもなるものなのです。
そう言われても、よくわからない人が多いと思います。そのために本を書きました。
この本で用いた「理想の最期」とは、、それぞれの生活環境下での、それぞれにとっての理想の最期という意味です。「理想の最期」のためには、本人だけでなく、家族や周囲の人間の理解と協力がとても大切です。そのためにも、何が問題になるのかを本人だけでなく、家族にも知っておいてもらう必要があります。
ご家族ご一緒にお読みください。
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