当院の特徴


充実した時を刻むための支援をします

 生きがいとは、大きな夢を実現するという意味ではなく、今を生きる自分を支えてくれる価値を指しています。

 病気という困難と直面したとき、人は自分を振り返ります。生きる意味を模索し、自分を支えてくれる価値を再発見するのです。人との絆であったり、住み慣れた我が家にいることであったり、食事を美味しく食べられたり、音やにおいを感じていきていることを実感できるようなことです。

 単に生きていると言うことよりも大切なことを認識してもらい、一緒にそれを守りたいのです。

 

自由に家で過ごせるということ

 病院は病気を管理する義務があるために、本人の気持ちよりも病状管理を優先することが少なくありません。

 けれども在宅においては、その管理から逃れることが出来ます。病気と言うリスクを抱えながらも、好きなように生活できるのです。

 管理下におかれない不安があることは否めないかもしれません。その不安を安心に変えられるように私たちや訪問看護師、薬剤師、ケアマネージャーとともに支えていきます。

 自分が生きたいように生きられるという自由は、考えている以上に大切なことなのだと思います。今の日本では当たり前の自由であるということに、実は大きな意味があるのだと思います。

 

私たちの支援方法

気持ちを大切にします

 身体的苦痛の多くは薬で対処することが出来ます。しかし、不治の病を煩う人たちの精神的苦痛は薬では対処しきれません。この苦痛によりそうことも自分達の役目だと考えています。そのために私たちは話を聴くことをとても大切にしています。当たり前のことなのですが、実はとても難しいことです。

 

 解決策が見いだせないこともあります。それでも話を聴き、本人の身になる努力をつづけます。ときにはそれしかできないことすらありますが、気持ちを受け止めることが全ての始まりなのだと思います。

 

 病気とは実に理不尽なものです。その厳しい現実とどう向き合うべきなのでしょう...いつも考えさせられています。  

 とても難しいですが、納得できるということが一つの目標になると思っています。受け入れられなくても、最大限の努力をすることが慰めとなり、やがて納得に繋がると思うのです。精一杯生きた証になるのだと思います。

 

インターネットを活用した情報/価値観の共有

 サイボウズLiveというインターネット上のネットワークを利用して、本人や家族、ケアマネージャー、訪問看護ステーション、訪問調剤薬局などとつながり、情報の共有や治療方針の決定に役立てています。本人と家族と医療者でみんなで歩いて行きましょう!

 医者が病気をどう見立ているか情報を共有するだけでなく、その現状ふまえて患者さんがどう考え、どういう治療を望んでいるのかを共有します。本人の考えに沿って治療が進むことが大切なのだと思います。

 患者さんの気持ちだけでなく、家族の気持ちも同じくらい大切だと考えています。対話をしながら、みんなが納得できる診療を目指しています。

 

診療ノート(自助カルテ)の活用

 インターネットは良くわからないという人たちもいるので、自助カルテと名づけた診療用のノートを通して、コミュニケーションの補助を行っています。書面で確認できるので、診療が分かり易くなっています。

 自分の治療方針について初めから決まっている人は多くはありません。一緒に考えながら決めていきましょう。

 自助カルテホームページ 

 http://www.jijokarute.com